「獅子文六展」

岩田豊雄=獅子文六(1893~1969)は横浜生まれなのですね。神奈川近代文学館には「獅子文六文庫」があり、没後50年を記念して今回の企画展が開かれているのです(3月8日(日)まで)。

 ロビーでは3本の、それぞれ10分足らずの映像が流されていました。「娘と私」「父の乳」に基づいた家族関係、パリでの演劇研究についてのものです。これらが展示を見る助けになりました。 

「獅子文六」という筆名は「四四、十六」をもじったというのが定説のようですが、「ブンシ(文士)」でも「ブンゴ(文豪)」でもないから「ブンロク=文六」という資料もありました。 

ちくま文庫で13点も発売されているなど、近年、人気が再燃しているようです。今、店内の棚を見てみると「青春怪談」「海軍」(新潮文庫)「コーヒーと恋愛」(角川文庫)がありました。

手文庫 tebunko

抜け道のような路地の傍らの小さな店です。 日本文学・外国文学の文庫が中心の古書店です。手づくりの雑貨も置いています。 ――合わせて“手文庫” 文芸書、趣味の本、絵本も取り扱っています。ポストカードもあります。 本の手触りをいとおしみ、手から手へ。

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