before,after

軒先テントの枠がなくなりました。この枠は元々付いていたものです――テント地はないままに。テントを付けたかったら付けてもいいですよとオーナーからは言われておりました。強い日差しや吹き降りの雨を避けるためには付けた方がいいかも、付けるなら自分でも付けられるのではとネットで付け方を調べたり材料を探したりしていました。しかし思案するばかりで時間が経っていました。そこへ舞い込んだのが千代田区役所からの書類。「屋外広告物等実態調査の結果お知らせ」というものです。看板や日よけを設置する場合には道路占用の許可を申請しなければいけない(道路法)がそれがなされていない、しかしそれより何より先に法令等により定められている基準に適合していない部分があるというのです。すなわち日よけの高さは路上から2.5メートル以上でなければいけないのだそうですが、枠の下部は高さが2.05メートルだったのです。このままでは仮に許可申請をしても認められないわけです。そこでオーナーに連絡、相談の結果、撤去することになりました。オーナーの方で手配してくださって工事は立ち会いもせずに済みました。ずいぶんとすっきりしました。雨風にはだいぶんむき出しになってしまうかもしれませんが――。早々にテントを張らずにぐずぐずしていてむしろ良かったのかなとも思っています。

手文庫 tebunko

抜け道のような路地の傍らの小さな店です。 日本文学・外国文学の文庫が中心の古書店です。手づくりの雑貨も置いています。 ――合わせて“手文庫” 文芸書、趣味の本、絵本も取り扱っています。ポストカードもあります。 本の手触りをいとおしみ、手から手へ。

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