3月になって

2月はやはり逃げるように過ぎて早や3月となりました。その声と共に風にも日差しにもやわらぎが感じられ春が近いと思われます。そして私の手指にも正常化の気配が見えてきました。

今年初めて主に右手の指の関節が赤くなり割れたりして見るも無惨な状態になりました。埃っぽい古本を扱って指先がパックリ割れたりガサガサになるのは古本屋あるあるの一つかと思いますが、そのケアは怠っていませんでした。今回のように指の関節周りに症状が出たのは初めてです。手をよく洗う今年の状況によるものか、年齢のせいなのか……。せっせと軟膏を塗ってひどいところには救急絆創膏を貼って保護していましたが、いっこうに良くなりませんでした。見るとゾッとするような紫色になっていることもありました。曲がりめが裂けて痛むこともあったのでひびだろうと思っていましたが、赤みからするとしもやけなのかもしれません――痒みはないので違うだろうと思っていましたが。そんな赤みがようやく少し落ち着いてきたようなのです。暖かくなればこの症状からも解放されるのでしょう。春が待たれます。

手文庫 tebunko

抜け道のような路地の傍らの小さな店です。 日本文学・外国文学の文庫が中心の古書店です。手づくりの雑貨も置いています。 ――合わせて“手文庫” 文芸書、趣味の本、絵本も取り扱っています。ポストカードもあります。 本の手触りをいとおしみ、手から手へ。

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